夜勤業務の良し悪し

入院病棟がある病院では、入院している患者さんの様子観察を行ったりしなくてはならないため、看護師も24時間体制で勤務することになります。
しかし、一人の看護師が24時間働くことは出来ないので、複数の看護師が日勤や夜勤といった複雑なシフトを組んで働いています。
中にはパートで夜勤のみの勤務をしている看護師もいます。(夜勤について詳しくはこちら
夜勤は寝る人もいるから楽だと思われがちですが、実はそうでもありません。
患者さんが休む夜ということは、当然看護師も眠いのです。
その眠い時間帯に仕事をしなくてはいけないのですから大変です。
また、夜は患者さんが不穏になることも多く、気分が悪くなったり症状が急変したりしやすい傾向があります。
眠くて頭が回らない最中でも、そういった急変に早急に対応しなくてはならないのです。
また、夜勤中にも処置を行ったり、点滴の交換を行ったりすることがあります。
真っ暗な中、日勤帯よりも少ない人数で、間違いが起こらないようにしっかりと確認しなくてはいけないなど、非常に精神的にも気を使う仕事です。
しかし、夜勤の仕事は悪いことばかりではありません。
ほとんどの病院で夜勤には夜勤手当という手当てがつきます。
病院によって金額には違いがありますが夜勤1回につき数千円の手当てがつくのは魅力です。
パートで仕事をする場合は、日勤専門より夜勤専門のほうが時給が高いという利点もあります。
更に、夜勤が終われば次の日は夜勤明けで、仕事が終われば自由な時間を得られます。
普段、なかなか送れない日中でプライベートを過ごせるという点も夜勤ならではの特権です。